※2023/6/15 8:00
朝日新聞

 ニュースへの入り口として、ウェブサイトやアプリを使う人の割合が、2018年よりも全世界で10%減少したことが、ロイター・ジャーナリズム研究所の調査で分かった。若い世代では、ソーシャルメディアなどからニュースを得ることを好む傾向が明らかになった。

 ロイター・ジャーナリズム研究所が13日、世界のメディア環境の変化を分析した年次報告書「デジタル・ニュース・リポート2023」を公表した。調査では、46の国と地域の約9万4千人を対象に、今年1月から2月にかけてオンラインアンケートを実施した。

 報告書によると、ウェブサイトやアプリを通じて最初にニュースに触れる人の割合は、18年より10ポイント減の22%となった。特に若い世代ではニュースサイトの利用が大幅に減少。英国では18~24歳の41%が、「ソーシャルメディアが主なニュース源」と答えるなど、ソーシャルメディアへの依存の高まりが明らかになった。

 特に利用が伸びているのは、Tik Tokで、18~24歳の20%が「過去1週間に、ニュースを得る目的で利用した」と答えた。Tik Tokのニュース利用の割合が最も高かったのは、タイとペルーで30%。日本は3%で、ニュースを取捨選択して表示する「モバイルアグリゲーター」を使う割合の方が高かった。

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