自民党の中村裕之衆院議員(北海道4区)が農林水産副大臣在任中、地元企業の会長を辞めていなかったことが3日公開の2022年分所得報告書などで分かった。大臣規範は政務三役在任中、営利企業について報酬の有無にかかわらず兼職を禁止している。中村氏の事務所は取材に対し「登記手続き上のミスだ」としている。

 中村氏は21年11月~22年8月に農水副大臣を務めた。事務所によると、中村氏は11年に石油販売会社「菊地石油」(北海道余市町)の会長に就き、役員報酬を得ていた。22年分所得報告書では役員報酬として175万円を計上した。

共同通信23/07/03 18時00分
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