※2023/07/03 09:45
読売新聞

 消防職員が60歳を超えても災害や救急の現場で活躍できるよう、新潟県の消防本部が50歳以上の職員を対象に筋トレによる体力作りに乗り出した。改正地方公務員法により定年が65歳に引き上げられるためで、全国でも珍しい取り組みだ。

 新潟市に隣接する燕市と弥彦村を管轄する燕・弥彦総合事務組合消防本部の男性職員11人が5月、燕市内のスポーツ施設で自転車型トレーニングマシンを黙々とこぎ、他のマシンで脚や腕を鍛えていた。途中、息を切らした一人から「きつい……」と 苦悶くもん の声が漏れた。

 同消防本部が5月から始めた「健康保持増進プログラム」によるトレーニング。弥彦消防署の 治田はった 仁署長(55)も対象の一人で、休日を中心にジョギングに励んでいるが、「体力の衰えを感じていた。腰痛持ちなので、自分にあったメニューで体力を維持したい」と話した。デスクワークが中心の山田和彰予防課長(55)は「現場に戻って体がついていけるだろうか」と不安を明かした。

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