※2023.07.04 18:40
奈良テレビ放送

 永岡文部科学大臣は4日、ユネスコへの世界文化遺産候補の推薦を今年度は行わない方針を明らかにしました。これにより「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の世界遺産登録は、最短で2026年にずれこむことになりました。

 「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」は、日本の国家としての成立過程を示す飛鳥宮跡や石舞台古墳、牽牛子塚古墳など、あわせて20の遺跡などで構成されています。2007年に世界遺産の暫定リストに登録され、県や橿原市、明日香村などで構成する協議会では、2025年の世界遺産登録を目指していました。

県によりますと、国の文化審議会では保護への取り組みがかなり進んでいるが、まだ十分ではないこと、関係する自治体や団体との一体的な体制、海外の専門家への分かりやすい説明など5点の課題が挙げられたといいます。県では、広大な面積がある藤原宮跡の特別史跡の追加指定などを急ぎ、最短で2024年に国内推薦候補に選定、2026年の世界遺産登録を目標として努力を進めるとしています。

山下知事

「残念ではございますけれども、示された課題について取り組むことで令和8年における世界遺産登録を目標としたいと。今の奈良県は飛鳥・藤原の世界遺産登録には前向きでございますので、関係自治体と連携をとって、県がリーダーシップをとって進めてまいりたい。」

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