正当な理由なく改造拳銃など計33丁を所持したとして、警視庁は会社員の男(55)=福岡市中央区=を銃刀法違反(所持)容疑で逮捕し、13日発表した。「間違いありません」と容疑を認めているという。

 薬物銃器対策課によると、男は6月2日、自宅で改造拳銃30丁と模造拳銃3丁を正当な理由なく所持した疑いがある。改造拳銃30丁は4ミリのベニヤ板を6枚貫通する威力があり、いずれも殺傷能力があるという。

 同課は男の自宅からこれらの拳銃のほか、ノコギリなどの工具を押収したが、実弾は見つからなかった。男がモデルガンを鑑賞用に自分で改造した可能性があるとみている。

 同課は別事件の捜査の中で、男が改造拳銃を持っているという情報を把握したという。男の自宅から押収した改造拳銃30丁は、警視庁が押収した量としては過去20年間で2番目に多かった。(御船紗子)
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