7/21(金) 6:50配信 CBCテレビ
https://news.yahoo.co.jp/articles/41b6a2aa143a768822d8f6f9aec468cb7447f206

科学雑誌『ネイチャー』が発表したところによると、ホクロから毛が生えることがあるのは、内部の細胞が発毛を促してことがわかりました。この発見は、薄毛や脱毛症の新たな治療の開発につながるそうです。

7月14日放送のCBCラジオ『戸井康成の金曜スクラッパー』では、戸井康成と小林美鈴がこのニュースについて語ります。

ホクロの毛は良い兆し?
今回の研究は、カリフォルニア大学や岐阜大学などの国際的な研究グループが科学雑誌『ネイチャー』で発表したものです。昔から「抜くと良くない」などと言われていたホクロの毛ですが、毛が生えるのは、実は良い兆しのようです。

ちなみに、1本だけ伸びる”宝毛”や”福毛”とは別。あくまで、ホクロの上に生えている毛が大事だそう。

戸井「抜かなかったもんね」
小林「なんか大切にしたくなりますよね」

そうした毛を抜くと「不幸が訪れる」「体調を崩す」「早く白髪になる」など、昔からいろんな迷信が知られていたという戸井。今回の発見が正しいとすると、なんだか悪いことが起こる…とするこれらの迷信は、ある意味では当たっていたといえそうです。

剃ってもすぐに毛が生えてくる!
研究グループは、まず、一部のホクロでは毛が生えやすいことに着目。ホクロの中にある老化した色素細胞で覆われたマウスを遺伝子操作で作製しました。その後、毛を剃ってから再び生えてくるまでの期間を、通常のマウスと比較したそうです。

毛を剃ってから12日後に両者を比較したところ、通常のマウスはまだ毛が生えていませんでした。一方、遺伝子操作したマウスの方は、なんとたくさんの毛が生えていたのです。

小林「すごいね〜」
戸井「マウスも大変だよな」

それにしても、ホクロが発毛につながるのは、いったいなぜなのでしょう?

原因を調べると、ホクロの元となる老化した色素細胞から「オステオポンチン」と呼ばれるたんぱく質が大量に分泌されていることがわかりました。実際に、オステオポンチンを通常のマウスの皮膚に注入すると、注入した部分から毛が生えてきたそうです。

研究グループは「老化した色素細胞から分泌されるオステオポンチンが発毛を促している」と結論づけ、薄毛や脱毛症の新たな治療の開発につながる成果だとしています。

小林「へー、ありがたいですね〜」
戸井「オステオポンチン。可愛らしい名前ですけど」

結果は「髪のみぞ知る」
リスナーからは「ホクロの中にある老化細胞の分泌する特定のたんぱく質が発毛を促しているためだと発表しました」とのコメントがありました。

さらに、このニュースを元にして作ったという野心的なコントには、「結果は”髪”のみぞ知る」というオチもついていました。

戸井「素晴らしいですよ!」

また、別のリスナーからは「私のホクロを戸井キャップの頭にお譲りしましょうか?」とのコメントも。

ホクロごと移植するわけではなく、あくまでも、ホクロの成分の移植が大事なようです。「ホクロを移植されると大仏の頭みたいになってしまう」と困惑気味の戸井でした。
(nachtm)