中国本土から12キロ先の台湾の島に密航者…「自由を求めて十数時間泳いできた」

【台北=園田将嗣】台湾紙・聯合報(電子版)などによると、台湾・馬祖列島の北竿島で24日、「蜂に刺された男性がいる」と観光客から行政当局に通報があった。男性は中国からの密航者であることが判明し、「自由を求めて(中国から)十数時間泳いできた」と話しているという。

報道によると、男性は40代で、約12キロ・メートル離れた対岸の中国・福建省の黄岐半島から北竿島へ泳いできたとみられる。人民元や保存食のほか、衣服や薬などを所持していた。男性は条例違反の疑いで地元の検察当局に身柄を移されるという。

北竿島は、福建省東沖に位置する馬祖列島の36の小島の一つ。北竿島の沿岸集落に伝統的な石造りの家屋が立ち並ぶ景観は、「台湾の地中海」とも言われている。

馬祖列島からは、中国福建省の陸地がすぐ近くに見える
https://www.yomiuri.co.jp/media/2023/07/20230727-OYT1I50075-1.jpg

読売新聞 2023/07/27 11:02
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230727-OYT1T50180/

※関連ソース
「ハチに刺された」助け求めた男、実は中国人密航者 身柄を送検/台湾
https://japan.focustaiwan.tw/society/202307250006