うんちで学ぶ自然のしくみ 茨城県自然博物館で企画展 200種類の実物展示:東京新聞
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2023年7月30日 07時47分

 ミュージアムパーク県自然博物館(茨城県坂東市)で企画展「うんち無しでは生きられない!-あなたの知らない自然のしくみ-」が開かれている。動物や鳥、虫など約二百種類の実物のうんちを展示し、自然の中でどんな役割を持っているかを探る。九月十八日まで。

 同展では、生き物のうんちには細長い俵形や丸い形、粒状などさまざまな見た目があることを紹介する。また、自分のうんちを食べるウサギや、ふんの中で子どもを育てたりする昆虫など、驚きの活用法についても触れている。

 雑食性のツキノワグマは食べたものによってうんちの色が赤や黄、褐色など大きく異なるのが特徴。クマそのものを間近で観察することは難しいが、うんちを調べることで生態を知る手がかりにもなるという。

 さらに肥料や燃料、化粧品や漢方薬として利用される例や、マッコウクジラの腸内にできる結石が希少な香料として重用される例など、人々の生活との関わりについても紹介している。

 後藤優介チーフ学芸員は「うんちは臭い、汚いだけでなく、いろいろな役割を持っている。企画展を見学し、うんちの見方を変えるきっかけになれば」と来場を呼びかけている。

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