マイナンバーカードと健康保険証を一体化した「マイナ保険証」をめぐり、他人の情報が誤登録されるミスが新たに約1千件あることがわかった。政府が8日午後、マイナンバー制度の総点検の中間報告として公表する予定。

 マイナ保険証に別人の情報が誤登録されるトラブルは、データのひもづけ作業をした健康保険組合などの本人確認が不十分だったことなどで発生。厚生労働省はこれまで、2021年10月〜23年5月に7372件の誤登録があったと公表し、さらに同様のミスがないか全保険者に対して、データの再確認を求めていた。

 誤登録をめぐっては、これまでに受診履歴や薬剤情報などが他人に閲覧されるケースも確認されている。

朝日新聞 2023年8月8日 11時43分
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