ハワイのマウイ島で起きた山火事による死者はこれまでに80人にのぼります。被害が大きい西部の観光地では、これまでに2200棟以上の建物が損壊したとみられ影響の長期化が懸念されています。

ハワイのマウイ島で8日に発生した山火事では火がハリケーンに伴う強風にあおられて市街地に急速に燃え広がり、確認された死者の数は現地時間の12日未明までに80人になりました。

地元当局は、11日時点で高校や教会などに1400人あまりが避難したと発表し、地域で食料や水の配布が行われているとしています。

また、この週末には、コミュニティーセンターで家族が行方不明になっている人への支援も行うということです。

山火事による被害を調査しているPDC=太平洋災害センターなどは12日、市街地のほとんどが山火事に巻き込まれた西部の観光地ラハイナでの被害の推定値を発表しました。

それによりますと、焼失面積はおよそ880万平方メートルにのぼり、4500人が避難を必要としているということです。

また、被害を受けた建物の86%が住宅で、2207棟が損壊し、再建には55億2000万ドル、日本円でおよそ8000億円の費用が必要だとしていて、山火事による影響の長期化が懸念されています。

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NHK 2023年8月13日 5時22分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230813/k10014161331000.html
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230813/K10014161331_2308122021_0812202613_01_02.jpg