JR小岩駅(東京都江戸川区)から歩いて約10分。商店街の一角に、強烈な存在感を放つ電器店があった。

外壁を埋め尽くすのは、無数の折りたたみ式携帯電話。その数、およそ7000台。
スマートフォンの普及で使われなくなった「ガラケー」を、店主の渡辺政直さん(73)が1台ずつ貼り付けたという。
よく見ると、肩掛け型の「ショルダーホン」など、「博物館級」の品もある。

「たくさんの思い出が詰まったガラケーのことを忘れないでほしい」。

渡辺さんは、壁の携帯電話をいとおしそうに見つめた。

スマホ全盛期だが、ガラケーに懐かしさを覚える人は多い。KDDIでは、電源の入らなくなったガラケーを復活させるイベント「おもいでケータイ再起動」を行っている。
不具合のほとんどはバッテリーが原因といい、イベントでは、専用の装置でバッテリーを復活させ、保存された写真などを印刷している。


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読売新聞 2023/08/13 12:26
https://www.yomiuri.co.jp/economy/20230813-OYT1T50153/