料理をきっかけに難民問題について学ぼうというイベントが、19日、都内で開かれ、参加者は日本に住む元ロヒンギャ難民から民族料理を教わり、話に耳を傾けました。

このイベントは、料理作りを通じて難民問題を知り、考えるきっかけにしようと開かれたもので、19日は親子8組が参加しました。講師には、元ロヒンギャ難民で日本国籍を取得した長谷川瑠理華さんを迎え、ロヒンギャ民族の料理作りに挑戦しました。

メインの料理はハラールの鶏肉を使用した、ロヒンギャ料理の濃厚なカレー「チェシーピエン」。デザートは、イスラム教の断食月のお祝いでよく食べられる、ナッツや細い麺を使ったココナッツミルク味の「セマイ」を作りました。

また、教室では料理のほか、ロヒンギャ難民が多く避難するバングラデシュの難民キャンプの学校での話や、日本で暮らすロヒンギャ難民の子どもたちについても語られました。

「他の所から来た人たちにもっと優しくなれればいいと思いました」(参加者)

「こういう伝え方もあるんだなと積極的に参加しました」(講師・長谷川瑠理華さん)

参加者からは「子どもが難民問題に興味をもつ良いきっかけになった」「難民の人を身近に感じられるようになった」といった声が聞かれました。

8/20(日) 1:26配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/40601e5e49f5b708dc4f348a5578a570ea1eadf4
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