救急車を盗んだとして、熊本県警熊本南署などは8月31日、熊本市西区、職業不詳の男(58)を窃盗容疑で逮捕した。「女性が負傷した」と119番があり、救急隊員がアパートに住む女性の部屋に駆け付けている間に盗まれたという。

 発表では、男は、同日午後2時15分頃、同区島崎7の駐車場で、救急車1台を盗んだ疑い。「話したくない」と供述しているという。

 119番は男の電話番号からかかっていた。女性は知人で、男は酒を飲んでいたという。

 救急車は約500メートル離れた道路沿いの駐車場で見つかった。助手席側のドア部分が損傷し、タイヤがパンクしていた。近くにいた男を飲酒検知し、基準値の約5倍のアルコール分が検出されたという。

 救急車は鍵をつけ、エンジンがかかった状態だった。市西消防署は、緊急の場合、そのまま作業することはあるとしている。

読売新聞オンライン
2023/09/02 06:32
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230901-OYT1T50265/