わいせつ目的、孤独な子ども手なずけ SNSグルーミング被害深刻 恋愛感情につけ込まれ

 わいせつ目的を隠して子どもに近づき、手なずけようとする「グルーミング」の被害が後を絶たない。交流サイト(SNS)の普及で、悪意を持った大人が近づきやすくなったことが背景にあるとみられる。7月施行の改正刑法でグルーミングは処罰対象に加わったが、孤独を抱える子どもには犯罪被害に遭ったとの認識が乏しい場合も多く、専門家は相談態勢の充実や予防教育の必要性を訴える。


 死にたい-。

 昨夏、当時17歳だった九州北部の女性は、...(以下有料版で、残り1018文字)

西日本新聞 2023/9/7 6:00
https://www.nishinippon.co.jp/sp/item/n/1124297/