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コロナワクチンと超過死亡との関係は? 米研究チームが専門誌で報告
hc.nikkan-gendai
2023年08月13日

 具体的には、米ウィスコンシン州のミルウォーキー郡において観察された新型コロナウイルス感染症による死亡率を、新型コロナウイルス感染症以外の原因による死亡率で割り、感染症による超過死亡の確率を算出しています。さらに、新型コロナウイルスワクチン接種者の超過死亡の確率を、未接種者の超過死亡の確率で割り、同ワクチンによる相対的な死亡確率が見積もられました。死亡確率が100%を上回れば、ワクチンによる死亡リスクの増加を認めることになります。

 解析の結果、新型コロナウイルスワクチンによる死亡確率は、デルタ変異株が流行した2021年7〜9月で17.3%、オミクロン変異株が流行した2022年1〜6月で36.2%と、100%を大きく下回り、ワクチン接種に伴う死亡リスクの増加を認めることはありませんでした。

 論文著者らは「死亡に対するワクチン接種の実質的な予防効果が認められた」と結論しています。