「トイレに行く時間もない」救急車の“居眠り”横転事故 約17時間ぶっ続けで活動していた 搬送先すぐ決まらないコロナ第8波
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/278152?display=1

けさの東京・昭島市。救急車が緊急走行する国道の中央分離帯は壊れていました。実はこの場所で、東京消防庁の救急車が事故を起こしたのです。いったい何があったのか…、コロナ禍で救命救急を支える隊員が切実な現状を訴えました。

事故が起きたのは、先月29日の午前1時50分ごろ。東京消防庁の救急車が中央分離帯のフェンスを突き破り、横転。車に乗っていた救急隊員3人全員が軽いけがをしました。事故の原因は“居眠り”です。

記者
「事故のあった現場は見通しの良い直線道路になっています。中央分離帯が壊れ、コンクリートがめくれ上がっています。事故の衝撃の大きさを物語っています」

捜査関係者などへの取材で、車内のドライブレコーダーに運転席と助手席の救急隊員2人が事故直前に居眠りする姿が写っていたことが新たにわかりました。

この救急隊員3人は前の日の朝に出勤し、およそ17時間に渡り、ほぼ休むことなく7件の搬送を担当していました。

東京消防庁のある救急隊員は「現状を知ってほしい」として、こう語りました。

東京消防庁 救急隊員
「救急車の出動率は常にほぼ100%で、トイレに行く時間もなく現場は疲弊している」

さらに…

東京消防庁 救急隊員
「交通事故は他人事ではない。今回の事故は起こるべくして