最後まで聞かずに切断も 「通帳なくした」「エアコン設置して」…不要不急の119番に東京消防庁が異例の呼びかけ
2023/9/13 11:19 産経新聞
https://www.sankei.com/article/20230913-HYMW4UM4VZGQ5BMTWBXIHCNW2M/


熱中症などの搬送で救急車の出動が逼迫(ひっぱく)し、東京消防庁が不要不急の電話について、「最後まで話を聞かずに切断する場合がある」との異例のよびかけを行っている。東京消防庁によると、これまでに、「エアコンの設置をお願いしたい」「通帳をなくした」といった救急搬送に関係ない電話も寄せられていたという。

東京消防庁は11日、X(旧ツイッター)で、「119番は緊急通報です。問合せや相談等を119番通報すると本当に必要な緊急通報に対応できなくなる恐れがあります」とした上で、ほかの緊急通報を優先するための措置として、「不要不急の電話については最後までお話を聞かずに切断する場合があります」と発信した。

同庁広報課の担当者によると、不要不急の電話も以前までは話を聞いて相手が納得するまで説明していたが、「話を聞いた後、不急の電話と判断した場合は、ほかの機関や窓口に電話するように促し、それでも対応を依頼してくるとき、これ以上対応できないと電話を切断する」という。

不要不急の電話は、例えば、「部屋の電気が消えない」「部屋の鍵を無くしたので何とかしてほしい」「通帳を無くした」「トイレの水が止まらない」といったものもあった。


※全文はリンク先で