【北京時事】中国の崔為磊・駐新潟総領事は26日夜、新潟市内で着任記者会見を開き、新潟県産の魚を「買って食べた。大変おいしかった」と述べた。東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に反対する習近平政権は、日本産水産物の全面禁輸措置を取っている。

 中国外務省の汪文斌副報道局長は27日の記者会見で、崔氏は中国の立場を明確に説明したと強調した。崔氏が本国の方針と異なる立場を示したとの指摘が出ていることに対して、「一部を切り取った(日本側に)都合の良い解釈だ」とかばった。
 崔氏は26日の会見で「やはりできるだけ肉を食べるようにしている」と話し、「放射性物質の影響は1、2回食べた程度で検出されないが、個人の感覚ではなく科学的事実に基づくべきだ」と主張していた。

時事通信 2023年09月27日19時21分
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