【キーウ共同】英BBC放送とロシア独立系メディア「メディアゾーナ」は29日、独自の共同調査の結果、昨年2月のウクライナ侵攻開始以降に死亡したロシア側の兵士ら3万3236人の名前を確認したと報じた。死者には民間軍事会社ワグネルの戦闘員も含まれる。調査はメディア報道や親族の発表、交流サイト(SNS)などの公開情報に基づき行われ、実際の死者数がさらに多いのは確実としている。

 死者のうち、動員兵は3836人で、6月に始まったウクライナ軍の反転攻勢により少なくとも2448人が死亡したと推計した。ロシア国防省は昨年9月、戦死者を「5937人」と発表して以降、公表していない。

 ウクライナ空軍は30日、ロシア軍が発射したイラン製無人機シャヘド30機を迎撃したと発表した。主に西部ビンニツァ州に飛来した。

 ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、キーウ(キエフ)で、第2次大戦中にナチス・ドイツによってユダヤ人が殺害された「バビ・ヤール大虐殺」の追悼式典に参加し、犠牲者に祈りをささげた。大統領府が発表した。

共同通信 23/09/30 20時25分
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