毎日新聞は14、15の両日、全国世論調査を実施した。岸田内閣の支持率は、発足以来最低だった9月16、17日実施の前回調査と同じ25%で、横ばいだった。支持率が30%を下回るのは4カ月連続となる。不支持率は前回調査(68%)と同じ68%だった。

 支持率は、マイナンバーカードを巡るトラブルが相次いだことなどが影響し、6月以降、下落が続いていたが、8月から横ばい傾向が続き、9月には発足以来過去最低だった2022年12月と同じ25%となった。岸田文雄首相は9月に内閣改造を行い、今月中に総合経済対策を策定する方針を示しているが、政権浮揚にはつながっていない。

 調査は、携帯電話のショートメッセージサービス(SMS)機能を使う方式と、固定電話で自動音声の質問に答えてもらう方式を組み合わせ、携帯463件、固定567件の有効回答を得た。【野原大輔】

毎日新聞 2023/10/15 14:19(最終更新 10/15 20:44)
https://mainichi.jp/articles/20231015/k00/00m/010/088000c