地域政党「減税日本」の代表を務める名古屋市の河村たかし市長が17日、作家の百田尚樹氏らが立ち上げた日本保守党と特別友党関係を締結したと明らかにした。河村氏の狙いはどこにあるのか。愛知の政党関係者からは「減税の国政進出への足がかりを作った」「次期衆院選の脅威になる」との声も聞かれた。

 会見した河村、百田両氏らによると、日本保守党は百田氏が代表、河村氏が共同代表の体制で17日から活動をスタートした。百田氏は6月ごろから新党の立ち上げを模索していたといい、百田氏と共に活動するジャーナリストの有本香氏が河村氏と連絡を取り、協議を続けてきたという。

 重点政策では、皇室典範や憲法9条の改正のほか、名古屋城天守閣の木造復元完遂や地方減税の全国推進などを掲げている。

 国政進出について問われた河村氏は「ちゃんと、ええ人を立てていきたい。期待してちょう」と説明。自身の国政転進については「自分がどうなるかはもうちょっと待っていただきたい」と明言は避けた。

 河村氏の動きに地元の政党関係者からはさまざまな声が上がった。

 立憲民主党関係者は「びっくり。全然知らなかった。次の選挙では脅威だね。さらに候補者が乱立する可能性が出てくるだろう」と警戒感を隠さない。

 国民民主党関係者は「国政への足がかりを作ったということだろう」と話す。一方で「(日本保守党の政策が)あまりにも右寄りで減税議員の中には党を抜ける人が出るのではないか」と指摘した。

以下全文はソース先で

毎日新聞 2023/10/17 20:49(最終更新 10/17 23:37)
https://mainichi.jp/articles/20231017/k00/00m/010/297000c
https://cdn.mainichi.jp/vol1/2023/10/17/20231017k0000m010303000p/9.jpg

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