※2023/10/20 18:31
産経新聞

リニア中央新幹線開業に伴い、東海道新幹線の静岡県内駅への停車回数を1・5倍に増やせるとの予測結果を国土交通省が公表したことを受け、同県の一部自治体からは「県民の利便性が増す」と歓迎の声が上がった。一方、静岡工区の着工を認めない川勝平太知事は歓迎しつつも、「具体的な停車本数が示されていない」と不満を漏らした。沿線から離れた自治体では冷めた見方もあり、メリットについて丁寧な説明を続ける必要がありそうだ。

「掛川駅の増便に対しては大いに歓迎する」

東海道新幹線の掛川駅がある静岡県掛川市の久保田崇市長はコメントで、1時間当たりの停車回数が現在の2本から3本に増えることが想定されるとの予測に対し、手放しで喜んだ。

同じく沿線にある同県牧之原市の杉本基久雄市長は「県民にとって大きく利便性が増す」とし、県内全体に恩恵があることを強調した。一方で「本来、JR東海が工事認可時に併せて試算して示すべきこと」と指摘。今回のようなリニアを必要とする根拠は先に示されるべきだったとし、「順番を間違えなければ、リニア問題がここまで混迷することはなかった」とした。

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