飲料を全て100円以下の価格で販売する「格安自販機」が消えつつある。物価高の影響で格安自販機大手が今春、値上げに踏み切った。格安自販機の歴史をひもとくと日本のバブル崩壊の歴史とも重なる。格安自販機の"絶滅"は日本のデフレ時代終結の象徴とも言えそうだ。

デフレ下で台数増加

「100円の商品が残っているのはありがたい」。東京都内の自販機で100円のペットボトル入り茶飲料を購入した30代の男性はこう話 残り2172文字

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日経新聞 2023年10月24日 5:00
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC105YJ0Q3A011C2000000/