国土交通省は27日、一部地域でタクシー運転手になるために課している地理試験の見直しに入った。斉藤鉄夫国交相が衆院予算委員会で「廃止も含め早急に検討したい」と表明した。運転手不足が深刻化する中、人材確保の障壁になっているとして、業界団体が廃止を求めていた。

 廃止も視野に入れるが、省内には「地域の有名な施設など最低限の知識は必要だ」との意見も根強い。試験内容を簡単にする案が軸となりそうだ。

 試験では降車地点までの最短ルート上にある交差点を順に選択したり、地図上に示した道路名を答えたりする必要がある。カーナビなどの発達で詳細な地理を問う試験は時代に沿わなくなったと判断した。

10/27(金) 18:26 共同通信
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