※10/28(土) 7:33配信
テレビユー山形

銃弾は、男性の妻の服の中で止まっていました。

今年4月、山形県真室川町の駐在所で当時、山形県警の巡査だった男性(31)が拳銃を誤発射し、妻が全治5日のかすり傷を負った事件がありました(事件後、男性は依願退職)。銃刀法違反と業務上過失傷害の罪に問われた男性の裁判が今月開かれました。

スーツに身を包んで弁護士や実の父親と一緒に入廷し、まっすぐ前を向きながら起訴内容について「何も間違いありません」と答えた元警察官の男性。検察側の冒頭陳述では、拳銃の誤発射に至るまでの経緯が説明されました。

■検察側の冒頭陳述  多忙な鑑識係から地域課へ異動抱いた”焦燥感”

男性は2012年に警察官になり、2018年に鑑識係に配属されました。しかし、業務が多忙で私生活の時間を確保できなかったことから、他の警察官から「鑑識を1年で辞めると今後不利になる」とのアドバイスを耳にしながらも、地域課への異動を希望。そして2019年3月に新庄警察署地域課に異動しました。

その後、家庭生活が落ち着いたことから、2020年と2021年に再び鑑識係への異動を希望しましたが、かないませんでした。

2021年には同僚から警備部門での勤務を勧められ、2022年以降は警備部門を希望したものの、今回事件が発生した真室川駐在所に配属されました。駐在所の居住部分で、妻と当時1歳の子どもと生活をしながら勤務していました。

男性は2023年にも異動希望を出しましたが、かなわず、駐在所勤務が続きます。この時、男性は同期や後輩の警察官が刑事や警備、交通など専門分野を持つ係に配属されているにもかかわらず、自分の異動希望がかなわないことに焦燥感を抱くようになったということです。

■「組織に必要とされていないと…拳銃を使って…」

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