※10/29(日) 14:48配信
BBC News

イランの国営メディアと人権活動家らは28日、今月初めにイランの道徳警察に殴打されたとみられ、その後に意識不明の状態が続いていた少女が亡くなったと発表した。

アルミド・ゲラヴァンドさん(16)は10月1日、首都テヘランにある地下鉄のショハダ駅で列車に乗った後に倒れた。

活動家らは、道徳警察がヒジャブを着用していなかったゲラヴァンドさんを暴行したと主張。一方、当局はゲラヴァンドさんは気を失ったのだと述べている。

イラン国営通信IRNAは、ゲラヴァンドさんが28日朝、「脳への損傷」が原因で亡くなったと報じた。

スポーツ・青少年省傘下の通信社BORNAは、ゲラヴァンドさんが28日間の「集中医療」を受けた後に亡くなったと伝えた。

ゲラヴァンドさんの両親は、声明を発表していない。

一方、ノルウェーに拠点を置く少数民族クルド系の人権団体「Hengaw」は、ゲラヴァンドさんが「ヒジャブ強制の最新の犠牲者となり、28日間の入院の末に死亡した」という報告を受けたと発表した。

Hengawは、国境なき医師団および国際赤十字委員会の独立した医療チームによる調査を訴えている。

「イラン・イスラム共和国は、ゲラヴァンドさんが死亡したことへの政府の関与について、話の流れをゆがめようとしている」と、Hengawは指摘した。

イランでは昨年9月、髪の毛を覆うよう女性に義務づけた法律に違反したとして、クルド系女性のマサ・アミニさん(22)が道徳警察に逮捕され、その後、警察の勾留施設で死亡した。多くのイラン人が、この事件とゲラヴァンドさんの死を比較している。

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