電力大手10社の2023年9月中間連結決算が31日、出そろった。

 液化天然ガス(LNG)など燃料価格の低下や電気料金値上げの影響で、全社が純損益ベースで黒字を確保。東京電力ホールディングス(HD)と沖縄電力を除く8社は過去最高益を更新した。

 特に関西電力は原発稼働の増加が追い風となり、純損益は3710億円の黒字(前年同期は763億円の赤字)に転換。中部電力は利益を原資に電気料金値下げの検討を開始した。24年3月期の連結業績予想は、柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働が見通せないとして公表を見送った東電HDを除き、9社が黒字を見込んでいる。 

11/1(水) 9:38 時事通信
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