レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラの指導者は、中東地域を火薬庫にしてしまったこの1カ月間の流血沙汰について、なかなか反応しなかった。

そして、ハッサン・ナスララ師がついに発言した時、何を言ったかと同じくらい、何を言わなかったかが重要だった。

イスラエルに対する全面戦争の発表はなかった。少なくとも、今のところは。

現時点でその発表があると予想した人は、レバノンでは少なかった。

強力な隣国とまたしても戦争したいと願う人は、レバノンにはほとんどいない。そのことをナスララ師は承知している。レバノンが前回、イスラエルと戦争したのは2006年のことだ。

経済は壊れ、政治体制も破綻しているレバノンは、国内問題だけで手いっぱいなのだ。

以下BBCニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/43353e50ac9e6a9dd96e3440a9b8210d03518d98