徴兵逃れのウクライナ人 「心はウクライナにある。しかし、ウクライナのために死ぬつもりはない。命より大切なものはない」


ウクライナで徴兵逃れ続出、国境では毎日偽装出国者を拘束
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230821-OYT1T50021/

「死ぬ覚悟ない」
 一方で増えているのが徴兵逃れだ。30歳代のITコンサルタントの男性は昨年冬にウクライナを出国し、
欧州に滞在している。知人を介して密出国業者に「4桁の米ドル(1000ドル=約14万円以上)」を渡し、
ボランティア名目で出国許可の書類を入手した。期限はすぎたが、帰国するつもりはない。

 男性は出国直前の昨秋以降、死を身近に感じるようになったという。同僚2人が露軍のドローン攻撃などで死亡し、親友が徴兵されて前線に赴いた。
「心も魂も友人も思い出もすべてウクライナにある。だが、国のために死ぬ覚悟があるかと問われれば、答えはノーだ。命より大切なものはない」と吐露した。