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「グリーン宗教」が現代人の精神を支配する
中世の封建時代では、宗教が人びとの精神を支配していたが、コトキンの診断によれば、「新しい封建制」において宗教の役割を果たすのは、環境保護主義だというのである。「伝統宗教が衰退しつつあるなか、環境保護主義は新しい時代の宗教のようなものになりつつある。キリスト教は、神に喜ばれる生き方や身の処し方の指針を示したが、環境保護運動は、人びとをより自然と調和した生活に導こうとするものである」