イスラエルのネタニヤフ首相は21日夜、臨時閣議を開き、パレスチナ自治区ガザ地区でのイスラム組織ハマスとの戦闘休止や一部の人質解放を巡る交渉で妥結への同意を求めた。「難しいが正しい決断だ」と述べ、休止を経てハマス掃討と人質全員の奪還へ戦闘を続けると強調した。

バイデン米大統領は合意が迫っているとの見方を示し、人質の一部解放への期待を示した。交渉は米国やカタールが仲介。CNNテレビによると、カタール政府当局者はイスラエル側の回答を待っていると語った。合意が近いとの発言はハマス側からも出ている。

複数の報道によると、交渉はイスラエル軍とハマスが4〜5日間、戦闘を休止する代わりに、ハマスが人質の女性や未成年者約50人を解放する内容。イスラエルが政治犯として拘束するパレスチナ人女性らの解放や、ガザへの人道支援物資の搬入も話し合われている。

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毎日新聞 2023/11/22 08:56(最終更新 11/22 09:00)
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