旭川市で2021年、いじめに遭っていた中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん=当時(14)=が凍死した問題を巡り、市教委第三者委員会の報告書のうち、遺族側の意向で非公表とした部分の文書が流出した可能性について、市教委が「流出の事実を確認できなかった」とする調査結果をまとめたことが23日、市教委などへの取材で分かった。市教委は調査したものの、流出したとの確証は得られなかったとしている。

遺族側は流出した人物への刑事告発を求める要望書を市教委に提出していたが、市教委は被害届の提出や告発を行わない方向で検討している。
 報告書は昨年9月、広瀬さんの知られたくない個人的な情報などを黒塗りにし、公表された。市教委などによると、旭川市議が今年10月、黒塗りしていない報告書が封筒で自宅に届いたと交流サイト(SNS)に投稿した。

続きは北海道新聞 2023/11/24 0:09
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