26日、東京・上野の宝石店に3人組が押し入り、ショーケースをバールのようなもので破壊して、商品を奪おうとしたが、“さすまた”を持った従業員に抵抗され、犯人らが逃走した強盗未遂事件が発生した。

(略)

さすまたの正しい使い方
筆者は、企業や学校などの教育現場向けに、さすまたを用いた防犯訓練を行っている。その際、犯人役をやってみると意外にも簡単にさすまたを奪うことが出来るほか、ほとんどの被験者はさすまたで犯人を取り押さえることに失敗してしまう。

今回の事件の映像を見てみると、従業員は刺股を振り回して犯人を叩いているように見える。従業員の迫力と大柄な体格を活かすことで今回は撃退できたが、本来の刺股の使い方は違う。

さすまたは江戸時代、暴れている犯罪者を確保するために作られた道具である。相手に“突き”のような形で牽制し、必要に応じ相手の首元と脇の下にU字の先端部分を差し込んだりして押さえつけたり、膝裏にさすまたを当て込み、跪かせるような形で使用する。(他にも多くの使用方法がある)

仮に使用に躊躇したり、犯人の腹部部分をU字の先端で抑え込もうとすると、犯人に先端を掴まれ、抑え込む力を他の方向に逃がされることで、逃げられたり、簡単にさすまたを奪われてしまう。

北海道警の資料でも、「刺股だけで相手を長時間にわたり押さえ込むことは基本的にできない」としており、「単独で刺股を使う場合や腕力に自信がない場合は、無理をして相手を取り押さえるより、牽制をうまく利用しながら、その場にいる人を逃がす時間を稼いだ方がよい」と示しており、基本的には相手を牽制するための道具と考えた方がよい。

また、今回のケースでも仮に体格のよい犯人がいた場合、抵抗できると犯人が思えば、凶器で殴りつけてくるほか、咄嗟のもみ合いで従業員が受傷する事態も容易に想定できるため、注意が必要だ。

以下全文はソース先で

FNN 2023年11月27日 月曜 午後6:24
https://www.fnn.jp/articles/-/621339
https://fnn.ismcdn.jp/mwimgs/b/8/600/img_b8bfb7f09b4b043dceb20e3b8b498df684163.jpg

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