埼玉県内や北関東、長野の5県の空き家で窃盗を繰り返したとして、埼玉県警は12日、20〜30歳代のベトナム国籍の男4人を窃盗容疑などでさいたま地検熊谷支部に追送検した。起訴済みを含め、190件(被害総額約4307万円)の窃盗事件に関与したとみられている。

 追送検されたのは、群馬県大泉町寄木戸、無職の男(30)(窃盗罪などで公判中)ら。発表によると、4人は2021年8月〜23年6月、5県の空き家など183か所に侵入し、現金計約2485万円と家電など計696点(約1749万円相当)を盗んだ疑い。スマートフォンの地図アプリを使い、郊外や農村地帯の空き家を狙っていたという。

 調べに対し、4人は「知人のベトナム人から日本の空き家は家主の家電や貴重品が残っていると聞いた」などと話し、容疑を認めている。いずれも窃盗容疑などで6月に逮捕されていた。

読売新聞 2023/12/13 07:21
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231212-OYT1T50303/