※12/13(水) 14:47配信
毎日新聞

 三重県志摩市大王町波切(なきり)の波切漁港で13日朝、サッパと呼ばれる小魚が大量に打ち上げられた。推計で約30~40トンに上るとみられ、死骸が分解される過程で海中の酸素濃度が低下し、他の生物に影響するおそれもあることから、地元の漁師たちが朝から船2隻を出して網ですくい、回収作業にあたった。

 地元漁師によると、11日夕方、波切漁港内で大量の群れになって泳ぐサッパが見られ、その日は約3トンを漁獲した。12日には死骸が海面に浮くようになり、志摩市に連絡。その後も死骸の数は増え続け、13日朝には海岸に打ち上がった。ワラサやブリに追われて港湾に迷い込み、そのまま酸欠になったのではないかとみられる。

 25年間、波切で漁師をしているという男性は「こんなのは初めてだ。波切でサッパが取れるようになったのも昨年ぐらいから。海の生態系が変わっているのを感じる。漁港の堤防に集まる釣り客がまくオキアミも影響しているのではないか」と懸念する。

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