※12/19(火) 10:02配信
47NEWS

 2009年の春、大学3年生だった浜田真里さん(36)は、1年休学して世界一周の旅に出た。将来は海外で働くことも考えていたためだ。帰国後の就職活動の際、海外で働く選択肢に関する情報が少ないと感じていた。そこで、国際的に活躍する日本人女性へのインタビューを始め、内容をまとめたサイト「なでしこVoice」を開設した。

 インタビューは卒業後、マレーシアやタイで働き出してからも続け、男性も含めて千人を超える。ただ、話を聞く中で女性の多くの言葉に共通点があると気付いた。たとえば、こんな声だ。

 「以前は日本の商社に勤めていた。ずっと海外駐在を希望していたけれど、ポストが空いても、後任は後輩の男子ばかり選ばれた。理由は、女性社員が『結婚や出産で退職するリスクがある』と思われているから。いつ実現するか分からないから会社を辞め、海外で就職した」

 日本社会に存在する、ジェンダーをめぐる構造的な問題が、女性たちから活躍する場を奪い、国外に流出させている。「背景についてきちんと理解したい」。30歳を前にそう考えた浜田さんは日本に戻り、大学院でジェンダー問題を学ぶ。やがて、政治分野におけるジェンダーギャップの原因のひとつの根底に「ハラスメント」があることに気付いた。どういうことか。

 ▽女性の生きづらさの根本は政治にある

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