[ワシントン 19日 ロイター] - コロラド州最高裁判所は19日、トランプ前大統領の支持者が2021年に連邦議会議事堂を襲撃した事件への関与を巡り、来年の同州大統領選でトランプ氏の出馬資格を認めない判断を示した。

最高裁はトランプ氏が暴動に関与したとし、支持者らの議事堂襲撃をあおった同氏は、反乱などに関わった者が公職に就くこと禁じる憲法の規定に抵触したとした。米史上において合衆国憲法修正第14条3項に基づき、このような判断が下される大統領候補はトランプ氏が初めて。4対3の判断だった。

多数派の判事は「軽々しくこの結論に達していない。われわれは問題の大きさと重さに留意している。同様に、恐れや好みを抱くことなく、世間の反応に左右されず、法を適用する厳粛な義務にに留意している」とした。

1月4日まで上訴する時間が設けられる。

トランプ氏の陣営は、判断に「欠陥がある」「非民主的だ」とし、連邦最高裁判所に上訴する意向を示した。

REUTERS 2023年12月20日午前 10:11 GMT+91時間前更新
https://jp.reuters.com/world/us/6TSDEHGXXZN5PLE4375SBAUJ6A-2023-12-19/