12年連続で日本一となっていた銚子漁港(千葉県)の年間水揚げ量が、2023年は2位に転落するのが確実な見通しとなった。
昨年2位の釧路漁港(北海道)が1位となり、銚子は462トン及ばなかった。27日の定例記者会見で越川信一市長が発表した。

市水産課によると、銚子の27日現在の水揚げ量は、18万8954トンで、釧路は18万9416トンだった。両漁港は28日まで開場しているが、銚子が逆転するような水揚げ量は期待できないという。

例年、水揚げ量の約9割を占めるイワシとサバについて、23年(25日現在)はイワシが14万7816トンと前年の約8割、サバは1万7338トンで前年の約6割に落ち込んだことが影響したとみられる。サンマは前年のゼロから回復したものの、11トンだった。

2位に転落したことについて、越川市長は「銚子が日本の漁業を支える港であることは変わりない。漁港整備などを実施しており、今後も漁業振興に努めていく」と話した。
【古賀三男】

毎日新聞
2023年12月27日21:06
https://news.yahoo.co.jp/articles/2d24c7c8074054d4382fd32c70419e496451e223