沖縄県警に届け出があった拾得物件数が11月末時点(暫定値)で19万件を超え、過去10年間で最多に上ることが県警の調べで分かった。拾得した現金の総額も2億4449万円と過去10年間で最多を更新。

県警会計課は、外出が増える年末年始にかけて拾得物件数も増える傾向にあることから注意を呼びかけている。

県警会計課によると、2023年に届けられた拾得物は11月末時点で19万4205件。内訳は財布3万1288件、運転免許証1万808件、かばん7974件、携帯電話6350件と続く。
動物の拾得物は犬が392件と断トツ。ヤギやアカショウビンが届けられるケースもあった。猫は0件だった。

警察署別では那覇空港がある豊見城署が4万6709件と最多で、那覇署3万4932件、沖縄署2万9248件と続く。特に多くの人が集まる大型商業施設や観光施設などで落とし物が多いという。

同課の濱元朝英次席は「外出の際は、貴重品は肌身離さず持って十分に気を付けてほしい」と呼びかけている。
(社会部・玉那覇長輝)

※拾得物として与那原署に届けられたヤギ=23日、八重瀬町東風平
https://tadaup.jp/31093054405708/

[沖縄タイムス]
2023年12月31日7:03
https://news.yahoo.co.jp/articles/3d322be5e86250f925382be1738070241eac7047