10日の東京株式市場は日経平均株価が続伸し、前日比678円54銭(2・01%)高い3万4441円72銭で取引を終えた。3万4千円台の回復は1990年3月以来、約33年10カ月ぶり。前日に続いてバブル後の最高値を塗り替え、2日間で1千円超もの上昇となった。

 このところの株高の「主役」ともいえるのが半導体関連銘柄だ。10日は半導体製造装置の東京エレクトロン、半導体検査装置のアドバンテストとレーザーテックの3銘柄だけで、日経平均を65円ほど押し上げた。

 半導体株の復活は米国市場が先行していた。関連銘柄で構成する米フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)は昨年1月から160%も上昇。人工知能(AI)向け半導体で約8割の世界シェアを持つ米エヌビディアの株価は昨年1年間で3倍となり、今月8日にも過去最高値をつけた。

 半導体企業などハイテク株は…(以下有料版で,残り1026文字)

朝日新聞 2024年1月10日 19時46分
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