下着にスリッパ、トイレの消臭剤――。能登半島地震で避難所となっている石川県珠洲市の旧蛸島保育所の入り口には、誰でも書き込める「欲しい物リスト」がある。

避難者の一人で、スタッフとして運営を手伝う会社員(38)が「みんながつらい思いをしている中、『欲しい』とは言いにくいのではないか」と考えて始めた取り組みだ。
当初は「電気」「電波」などの要望が多かったが、徐々に日常生活に必要な小物に変わったという。

運営側にとっても、支援に訪れる自衛隊や民間団体などへの要望を円滑に伝えられて便利だという。

会社員は「避難者に少しでも笑顔になってもらえれば」と話していた。

【画像】避難所の入り口に掲示されている「欲しい物リスト」
(9日午後0時4分、珠洲市で)
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[読売新聞]
2024年1月12日 7:15
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240111-OYT1T50191/