「雪が降って歩道に人がいる認識がなく…」共産党高村県議が「免許失効中」に車で女性はね大けが…26日に辞職へ「うっかり失効」で県警は過失運転傷害の罪で書類送検する方針 | TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/962967

2024年1月25日(木) 21:30

千曲市で24日、高村京子(たかむら・きょうこ)県議会議員69歳が、横断歩道を渡っていた女性をはねた事故で、高村県議の運転免許が2023年の3月に失効していたことがわかり、高村議員は25日午後、議員を辞職する考えを表明しました。

高村県議:
「けがを負わせてしまった若い女性の方、そしてご家族にも本当に申し訳なく、心からお詫びの気持ちでいっぱいであります」

25日午後、県庁で会見を開いた高村京子県議会議員。

「公人としてまったく許されることではない」として26日に議員辞職願いを提出するとしました。

高村県議は24日正午前、千曲市上徳間(かみとくま)で乗用車を運転中、横断歩道を渡っていた21歳の女性をはね、女性は腰の骨を折るなどの大けがをしました。

高村県議にけがはありませんでした。

高村県議は25日朝、SBCの取材に対し、「気が動転している」などとしてカメラの前で話しをすることを拒否しましたが、運転免許が2023年の3月で失効していたことを認めました。

25日の会見によりますと高村県議は、5人が参加する共産党県議団の調査活動中だったということで、団長の毛利栄子(もうり・えいこ)県議が車に同乗していたということです。

高村県議:
「雪が降って周りの景色が灰色的な感じになっていて、横断歩道があることは認識しつつも左の歩道に人がいらっしゃるという認識はなくて」

また、免許の失効については期限を今年の3月までと勘違いしていたとしました。

高村県議:
「はがきを毎回更新のたびにいただいていましたので、来るものだと思っておりましたが、去年は私の目に触れなかったようで、私は『今年(の更新)だ』というふうに自分の中でも去年からずっと思っておりました」

高村県議は免許の失効に気づかなかったいわゆる「うっかり失効」としました。

県警によりますと、「うっかり失効」も無免許運転にあたりますが、一般論として免許の失効に気づかず故意でなかった場合には刑事罰に問われる可能性は低いということです。

高村県議:
「みなさまにお寄せていただいたご期待やご支援をこのような形で閉じるということは本当にみなさまに申し訳なく思います」

県警は、高村県議を過失運転傷害の罪で書類送検する方針です。