猟犬には適性がある。
犬種としては猟犬でも、不向きな子もいる。
近所の爺さんは猟犬の訓練が上手くてポインターやセッターをいつも飼っていたけど、ある日若いセッターを散歩させながら
「こいつは馬鹿なんだ。どうしようもない馬鹿だ」
といって猟犬として諦めたと言っていた。
その後その犬がどうなったかわからない。
そういえば、猟犬たちも年取った姿を見ていない。

山に捨てたのか、フィラリアで亡くなったのかだろうか。

昭和の頃までは、犬は外飼いでフィラリアで寿命は数年なんていうのが普通だった。
その昭和の感覚で今も犬を飼っている人が年寄りに多い。