能登半島地震の災害義援金、名古屋市科学館の募金箱から1万円盗まれる…柱にワイヤで固定し南京錠で施錠

 名古屋市科学館(名古屋市中区栄)は29日、同館に設置している能登半島地震の災害義援金の募金箱から少なくとも1万円が盗まれたと発表した。同館は中署に被害届を提出した。

 発表によると、26日午前9時頃、職員が送金のため募金箱を解錠した際、1万円札1枚がなくなっていることに気付いた。24日午後5時まで箱の中にあったのを複数の職員が確認しており、それ以降に盗まれたとみられる。募金箱に破損はなく、千円札や硬貨は残っていた。募金箱は正面が透明で、理工館1階のエントランスの柱にワイヤで固定し、南京錠で施錠していた。

 同館は「寄せられた義援金を被災者に届けられず、遺憾に思う。再発防止に努める」としている。

読売新聞 2024/01/30 08:15
https://www.yomiuri.co.jp/national/20240129-OYT1T50246/