【シリコンバレー時事】米ブルームバーグ通信は16日、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が人工知能(AI)向け半導体を手掛ける新会社の設立を検討していると報じた。孫氏自らが主導し、SBGや中東の金融機関から、総額1000億ドル(15兆円)規模の資金を調達する計画があるという。

 開発が加速する、文章や画像を自動作成する「生成AI分野」では、米エヌビディアの半導体が圧倒的なシェアを誇る。一方で、需要の高まりから供給不足が指摘されており、孫氏の新会社はエヌビディアの対抗軸となる可能性がある。

 報道によると、SBGから300億ドル、中東から700億ドルを拠出する計画がある。ただ、資金調達方法や使途の詳細は固まっていない。


時事通信 2024年02月17日07時16分配信
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