が義務教育だから呼んでやってんだぞ、わざわざ」(警察官B)

 「ぼけ野郎が。ちょろちょろちょろちょろ小出しに言いやがって。ちゃんと言うんだよ、ここまできたら、お前は。分かったか」(警察官A)

 黙秘権の告知をせずに行われた取り調べ。最後は謝罪まで要求します。

 「お前逮捕して、ろう屋に入れよ。じゃあ、人生終わりだからな。てめぇはこれから帰って親にも言って、もう二度としませんから許してくださいって、言わないかぎりは高校行けねぇからな、いいな」(警察官B)

 この男子生徒のほかに別の同級生の少年(当時14)も同様の取り調べを受け、2人は一時、関与を認めたということです。しかし、その後の警視庁の調べで、2人は万引きに関与していなかったことが確認されました。東京弁護士会は黙秘権や供述の自由の侵害があったとして高井戸署長宛てに警告書を提出。警視庁は「不適切な聴取だった」として2人の男子生徒の両親に謝罪しました。

 「当時のことを思い出すと、やはり理不尽なことに対しての怒りがこみ上げてきます。警察にはこういうことが起きないようにやっていただきたい」(男子生徒の父親)

 警視庁は取り調べをした警部補を警務部長注意、もう1人の巡査部長を所属長注意の処分にし、警部補は今年春、退職しました。

http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3127439.html