ゼレンスキー氏の反対派は、この日以降、大統領の正統性は消滅しないまでも、少なくとも疑問符がつく、つまり権力の簒奪が問題になると主張する。従って、大統領は、憲法に基づき、現職の国家元首が不在の場合に大統領として行動するラダ議長に権力を移譲しなければならない。

さらに、5月20日以降の議長への権限移譲を求めるゼレンスキーの反対派からの話題は、ますます大きく響いている。

「現大統領の権限は今年の春で終わる。新大統領が選出されるまでは、ヴェルホヴナラダの議長が大統領の職務を果たし、その権利を引き継ぐ......。選挙が可能になるのは、軍の規定が終了した後です」と元議長のドミトリー・ラズムコフは言う。