恋愛強者による複数交際の影響

問題は、この恋愛強者の二股以上の複数交際が、1995年以降増えたことと
全体の初婚数が減ったこととが見事に対応している点です。
つまり、1980年代までの皆婚時代は、モテる男ほど早々に既婚者になってくれたために、
残りの7割から続いて3割の恋愛強者に昇進し、それがまだ結婚して……を繰り返すことで、結果よい「恋愛循環」が完成していました。

しかし、1995年以降、恋愛強者はいつまでも強者のまま独身であり続け、
恋愛を謳歌するようになったがために、残りの7割が割を食う結果となり、
結婚のチャンスすら得られなくなったと考えられます。