ロシアのプーチン大統領を批判し、刑務所で死亡した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の埋葬式(葬儀)が1日午後(日本時間同日夜)、モスクワ市南東部で執り行われた。教会での祈りの後、墓地に埋葬。当局が厳戒態勢を敷く中、花を手にした支持者らが最後の別れに行列をつくり、同氏の名前を連呼して闘争をたたえた。欧米の駐ロシア大使や、今月中旬の大統領選に出馬を認められなかったリベラル派2人も参列した。

 教会周辺の道路は鉄柵で囲われ、機動隊とその車両数十台が展開。独立系メディアによると、デモを警戒して通信妨害が試みられた。

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 極北ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所で収監されていたナワリヌイ氏が、先月16日に死亡したと当局が発表してから2週間。大統領選を前に内外を揺るがした獄死は大きな節目を迎えた。

時事通信 2024年03月01日21時26分
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