中国の失業率は5.2% ようやく正式な統計が(遠藤誉) - エキスパート - Yahoo!ニュース
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遠藤誉 中国問題グローバル研究所所長、筑波大学名誉教授、理学博士
3/2(土) 20:48

 3月5日に開幕する全人代のためだろう。2月29日、中国の国家統計局は<中華人民共和国2023年国民経済と社会発展公報>(以下、公報)を発布した。それによれば、2023年の年間失業率平均は5.2%だったという。

 昨年7月に発表された若者失業率算出の時に国家統計局が現役の在学生まで対象に入れたために出てきた20%というデータが世界を驚かせ、その後、国家統計局が計算方法改善のためデータ発表を暫時やめてしまったという事実がある。加えて、中国大陸の一人の大学教員が、専業主婦など就職意欲を持っていない者まで対象に入れて計算した失業率46.5%をネットに上げたため、その情報に一部の日本人が飛びつき「中国失業率46.5%説」が飛び交った。そういった経緯があるので一部の日本人は今般の公報のデータに疑いを持つかもしれない。

 本稿では、失業率を計算するのが困難な社会主義国家・中国の特殊な経緯と現状を考察したい。

◆公報が発表した雇用者数や失業率などに関するデータ

(略)

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